「日頃何気なく見ている色、使っている色に、こんなに意味がありドラマがあるとは・・・」と、皆様からの嬉しい反応に、もっとカラーの情報をお伝えしたいハッピーカラーの梶屋玲子です。
と言うことで、先日のコンビニコーヒーのカップの色彩設計のうまさをお伝えしましたが、本日もそのロイヤルブルーのお話し第二弾をお届けします。
この写真のレディー、最近は余りメディアには登場しませんが、アメリカのヒラリー・クリントンさん。
ロイヤルブルーというと、私はこの方が米国国務長官時代に初めて来日した時の、飛行機のタラップを降りてくるときの姿を思い出します。
その時のファッションが、ロイヤルブルーのスーツでした。
思わず「さすが!」と声を上げましたね。
色々な色のある中で、この時の彼女の立場にはこのロイヤルブルーはドンピシャGOOD!
日本と友好関係を築き円満に、でも凛として国務長官としての責務を果たすために、洞察力と落ち着きのある女性をアピールするには、ロイヤルブルーは持ってこいな色です。
それに、格式のある高級感も醸し出す色なので、先ず最初にタラップを降りて来る時のアピール色としては一番いい色ですね。
もう一つおまけに、静かだけれど「どうだ!」という強さも秘めている色ですからね。
このように、色は無言のメッセージを発信しているので、いつも言ってますが「色をあなどることなかれ!」です。
でないと、あなたの本当の思いは、ひょっとしてちゃんと伝わっていないのかもしれません。
色の無言のメッセージは、私たちの心の奥に働きかけ、その結果、理屈抜きに皆さん同じように色のメッセージを受け取っているのですよ。
嘘のように思われる方が多いかもしれませんが、色は凄い力を持っているんです。
だから大事に扱ってほしいですね。
特に、お商売される方や商品開発する時は、色彩心理を踏まえた色彩設計はもう当たり前に必要なことです。
ここを軽く扱うと、伝えたい思いが消費者に伝わらずに、結果売れない、お客が来ない、人気のないお店、商品、建築物になるんですね。
これは、選挙ポスターの立候補者の方のカラーコーディネートにも言えます。
選挙スローガンと、ポスターの色、立候補者の方の洋服、ネクタイの色はちゃんと計算された色を使わないと、伝えたいイメージ、思いは伝わりません。
と、色のパワーを少しご理解した頂いたところで、本日はここまで。
それにしても、話が戻りますがロイヤルブルーの色は、ヒラリーさんには顔映りのいい色でもあるので、得していましたね。
じゃあ、ロイヤルブルーが顔映りの良くない色の人はどうするの?って話になりますが、それはまた明日お伝えしますね。