https://www.youtube.com/watch?v=WxpIqhHY2ZY
みんなの笑顔が大好きなハッピー・カラーの梶屋玲子です。
今回は、先日小倉昭和館さんにかかった映画「アドバンスト スタイル・・・」の、独断と偏見の感想です。
ニューヨークの街を、自分スタイルで闊歩する高齢のマダム達を撮り続けたファッションスタイル雑誌「アドバンスト スタイル」がずいぶん前に発刊されたが、それの映画版がこの作品。
登場するマダム達の最高齢者は95歳。
皆さん自分の好きな色、スタイルのファッションに身を包み、高齢なんて屁の河童!
「幾つまで生きるか分からないのに、自分が自分らしく生きて行かなくってどうするの?自由は最高!」と豪語する姿に、圧倒される。
でもこの映画も、ただ華やかなファッションに身を包んだ彼女たちの紹介だけだったら、感動はあっても、多分そんなに心に残らなかったかも。
後半で、実は彼女たちも、それぞれの悩みや問題も抱えていたり、時には調子の悪くなる時もあるし、もともとの持病を隠して気丈に振舞っている姿が描かれる。
そんな一面を見ると、高齢者はみんな同じ。
要は、心の持ち方一つと言うことを教えられる。
気丈に振舞っているそのプライドの持ち方、在り方は、ちょっとやせ我慢でもあるが、かっこいい!
残された命を、自分らしく一生懸命にその灯をともしながら今を生きていく姿は、逞しく頼もしい。
でも悲しいかな、この映画の撮影中に95歳の、今の今まで元気にしていたマダムが、路上ファッションショーを見学中に息を引き取ってしまったのだ。
つくづく、命を大事に、精一杯自分らしく生きて悔いを残さないように、生きて行きたいものだと思った。
そのためにも、自分をもっと大事に、幾つになっても、最後まで自分を喜ばせてあげたいと思いました。