我が家の次男坊の新しい旅立ちに、柄にもなくちょっとセンチメンタルになっている、カラー、心理学、気学であなたの人生の問題解決をする、ハッピーカラーの梶屋玲子です。

最近のコロナ騒動で、入社式や入学式も盛大に出来ない昨今ですが、ウチの次男坊はこの4月から、転職しての新しい旅立ちです。

今日は、すこしは母親らしく?、息子の今までやこれからへの思いを綴ってみたいと思います。

この先は、しょうもない身内の話ですし長くなるので、ご興味のない方はスルーしてくださいね。

さて、次男坊の彼ですが、勤続20年で一旦終止符を打って新しいスタートを切ろうと思うまでは、ずいぶんな葛藤があったことと思います。

今まで勤めていた会社は、世間では一流と言われる企業。

彼によると、待遇は文句なく良くてラク。

このまま居れば絶対安泰だど分かるけれど、でもまだまだもっと仕事をしっかりやりたいと思ったときに、外に出て行こうと思ったそう。

40代になる前に、もうひと働きと思ったのでしょう。

親としては、今回の転職の相談を受けたときに言えるのは、「あなたがあなたの人生を、楽しい!悔いはない!と思える道を進むように」と言うだけ。

そりゃあ、「まぁ、勿体ない!そんないい環境や待遇を捨てるなんて・・・・」とケチなことを思わなくもないですが、でも彼の人生は彼の人生。

だから、私の思いや考えは伝えるけれど、それから先は彼が考えて行動するだけ。

もし、親の言うこと聞いてもらって彼が自分の人生を我慢して後悔するようなことがあれば、親たりとも責任は取れないし、ましてや「ごめんなさい」ではすみませんものね。

なので、自分の人生は、自分で考えて行動して、自分で責任を取っていただくという、至ってクールな親の私です。

とは言え、内心は「やっぱりお前さんは、人生の道は色々あっても、そっちに行くんだね。やっぱり私の子だね」と心配しながら苦笑しています。

と言うのも、彼は工業高校卒業で、親の私としては、大手の企業に入るからこそ学歴が高卒ではきっと行き詰るのではないかと心配し、大学進学を当時提案しました。

でも彼の決心は変わらず、独り親元を離れて旅立ちました。

それから、工業高校を出たとは言え、何にも使い物にならないレベルの子を、会社はよくぞ賃金をあてがいながら育ててくれました。

と言いますのも、適性検査で選ばれた彼ともう一人の2名のために、教官が2か月近く付きっ切りで缶詰状態の毎日の特訓だったそうです。

さすがにこの特訓中に一度だけ彼が電話で、「きつい。辞めたい」と一言洩らしました。

その時の私は何と返したのか覚えてなくて、ただ「困ったなぁ~。どうしよう・・・」と思ったのだけは覚えているのですが、何の力にもなれない、アドバイスも出来ない親だったと思います。

さぞかし、頼りない親だと思ったことでしょう。

だからもう、自分の帰るところは無いと彼は思ったのかもしれません。

なので、そんな電話は後にも先にもその時だけでした。

きっと、20年の間にはぼやきたくなるような事、勿論嬉しいこといっぱいあったことでしょうが、親の私を心配させるようなことは聞かせない子でした。

我が子ながら、よく頑張ったと思います。

でも、その入社時の特訓に耐える彼も凄いかもしれませんが、そんな入社したての海の物とも山の物とも分からないひよっ子を、ほぼマンツーマンで2か月近く仕込んでくださる会社の大きさに、改めて驚き感謝です。

だから私はいつも帰省するたびに彼には、「あなたに賃金を払いながら勉強させてくれる会社に感謝して、一生懸命働くように」と伝えておりました。

と言うのも私の場合、自分で学びたい時には自分でお金を払って、そして自分で仕事を探して収入を得て生活して行く・・・をやって来たので、会社が賃金を下さって育ててくれるなんて、何ともありがたいことだとしか感じないんですよ。

さて、こんな高卒でスタートを切った彼ですが、でも今回転職するにあたり報告を兼ねて、高校時代の担任の恩師に挨拶に行って来たそうです。

先生も彼の突然の訪問にも快く歓迎してくださり、奥様もご一緒に高級なフランス料理をご馳走してくださったそう。

そしてその時の先生のお話しが、何んと彼がどれだけの方々から守られ育んでいただいていたのかが分かり、もう親として感謝以外の何物もありません。

と言うのも、息子の就職先を探してきたのは、実はその担任の先生とのこと。

先生のお考えは、高卒だからと言って、単調な誰でもできるような仕事をさせたくなかったので、

働きながら成長できる、やる気とプライドを持って働き続けられるような仕事をさせてくれるような企業をと、遠くまで出かけては採用募集をかけてくれるように営業活動をしてくださったそうです。

そして採用募集をかけて貰ったそこに、息子は合格して採用となりその後に至ったわけです。

そして、そんな先生の思い入れのある企業で働けた息子ですが、先生の思い通りに、学歴に似合わないほどの仕事を沢山させてもらっていました。

本当に、本当に、ありがたいことです。

彼が、皆様や社会から育ててもらい沢山の愛を頂きながらここまで来られたことに、息子に成り代わりまして感謝を伝えたいと思います。

ありがとうございます。

そして、この四月から彼は新しい会社に入って、また今までにない経験を積みながら仕事を進めていくことになるそうです。

海外も担当しながら国内も飛び回るそうで、「えっ、あの英語の苦手だったあの子が、海外で大丈夫?」と、息子は私の中では、いつまでも可愛い次男坊のままで時間が止まっています(笑)。

これから、どんなになるのでしょう?

親としても、心配、でもちょっぴり彼の生き方を見せてもらえる楽しみで、ワクワクしています。

プライべートでは、自転車ラリーに出たり、山に登ったり、やりたいことはどんどん挑戦して行くその姿に心の中でエールを送りながらも、見て見ぬふりを決め込んでいる母親の私です(笑)。

とまぁ、長々と自分の息子のことを書いてしまいました。

お見苦しい点も多々あると思いますが、私にもこんな親バカなところがあるんだと言うことでお許しを・・・・。

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